トラブル・苦情防止のためにできること

マンション修繕のトラブル・苦情防止のために

マンションの大規模修繕では、工事後に何かしらのトラブルや苦情が発生するケースがあります。
施工の質が悪く数年で雨漏りする、施工業者の対応が遅く、居住者からクレームを受けるといった話も珍しくありません。
また、計画時の段階でも修繕費用が不足している、居住者の合意形成が円滑に進まないといったことも……。

こちらでは、大規模修繕においてよくあるトラブルをご紹介します。こうした事例のような事態を招くことなく円滑に計画や工事を進めるためにも、大規模修繕コンサルタントである「三衛建築設計事務所」にご相談ください。当社が最適なアドバイスをいたします。

トラブル1 施工の質が低く、1年で雨漏りが発生

【トラブル内容】
築12年のマンションが、経年劣化のため大規模修繕をすることに。管理組合の総会でも工事が承認されたので、理事会で進めることになりました。施工業者も選定しましたが、管理組合には建築のプロがいるわけでもなく、実績や技術力もよくわからないまま業者を決定してしまいました。

その結果、工事からたった2年しか過ぎていないのに雨漏りでクロスがはがれる事態に。
どうやら施工の質が悪かったようです。雨の日には雨漏りの心配をしなければならず、居住者も不安な日々を過ごすことになりました。

専門家による漏水の調査を
専門家による漏水の調査を

防水工事が正しく施工されているかどうかを判断するのは、専門的な知識がないと難しいといえます。
防水工事の内容の検討や見積もりの確認などを行い、専門家の立場からアドバイスすることで解決を図るしかありません。
施工業者が対応しない場合は、コンサルタントの調査結果に基づき、防水の補修を計画することとなります。

トラブル2 居住者からのクレームが発生

【トラブル内容】
大規模修繕は、窓を開けられない、洗濯物を干せない、バルコニーに出られないなど居住者にいろいろと不便を強いることがあります。また、共用部分の使用に制限がかかる、エレベーターを止めるといったことから、工事の騒音や塗料の臭いなど、居住者が工事期間中に我慢していることも少なくありません。その状況で工期の遅れなどが生じた場合は、居住者からクレームの嵐になることも考えられます。

工法の工夫や配慮の徹底
工法の工夫や配慮の徹底

居住者へのストレスを最小限にするためには、コンサルタントによる専門的な意見を取り入れ、工法に関して工夫や配慮を徹底しましょう。改修設計の段階では材料・工法を比較検討。なるべく騒音や臭いが少ないものを選択することが大切です。また、工事の段階では、工事内容や進捗状況について居住者に情報を十分周知することが必要になります。監理者が工程・品質の管理と同様に、周知も徹底するように施工業者の指導を行います。

トラブル3 修繕積立金の不足

【トラブル内容】
マンション分譲時の修繕積立金額のまま10年が過ぎ、大規模修繕工事の時期を迎えました。特に管理会社からもくわしい説明がなかったので、その資金で工事費を賄えると考えていました。しかし、いざ大規模修繕の計画が決まり工事の予算を検討すると、資金が足りないという事態に。管理会社からは一時金を集めることになりそうという連絡も入りました。管理組合の理事会メンバーの中には、管理会社に不安を覚えた人も少なくなかったようです。

大規模修繕自体を見直す必要性も
大規模修繕自体を見直す必要性も

このようなケースでは、計画の段階で長期修繕計画そのものを見直す必要があります。コンサルタントをパートナーとして専門的な観点から、想定している計画の内容が適切か検討した後、大規模修繕工事に必要な工事を判断、アドバイスしてもらうことをおすすめします。場合によっては、工事を延期し計画を再検討することが最善の策となる可能性もあります。

トラブル4 居住者の意見の集約が難しい

【トラブル内容】
マンションの老朽化によって外壁や共用部分の修繕の必要性は感じていても、どこまで工事をすべきなのか、修繕資金をどこまでかけるべきなのかで居住者の意見が分かれてしまいました。建築の専門知識を持った管理組合の理事会メンバーもいないので、どう意見を集約したらいいかもわからない状況です。

コンサルタントによる方向性の見直しを
コンサルタントによる方向性の見直しを

このような進むべき方向性が見えていない状況こそ専門家による判断が必要です。必要とする工事がどれぐらいの規模なのか、適正な費用はいくらぐらいなのかをしっかり把握できる人がいなければ、最適な判断は下せないでしょう。このような管理組合のさまざまな合意形成を中心とした全体的なサポートも大規模修繕コンサルタントに依頼することをおすすめします。専門的知識を有し、進むべき方向性を指し示すことができるパートナーが必要です。